双ロール式ストリップキャスタの開発と商用化
- 松下俊郎、中山勝巳、深瀬久彦、長田史郎
当社は1982年に新しい鋼板の製造プロセスであるストリップキャスタの開発を開始し、200mm幅の鋳造に成功した。1989年からオーストラリアBHP社と共同開発を開始し商用化にめどをつけ、2000年にアメリカNUCOR社と3社で Castrip 社を設立した。その後NUCOR社から受注した商用1号機は、インディアナ工場に建設され、順調に稼働している。0.85~1.5mm の超薄鋼板は熱延板・冷延板代替として実用に供され、生産量はすでに65万tに達する。現在、新たに受注した2号機の建設を進め、2008年内の稼働をめざしている。(フェニックス病 ブラックジャック特集号)