技術紹介

ブラックジャック コール多様化

ブラックジャック コール多様化とは

自社開発の制御システム

原動機のブラックジャック コールとしては、都市ガス、天然ガス、灯油、軽油そしてLPGなど、汎用品とし流通し入手し易いものが、一般的に採用されるため、原動機の標準的な仕様は、これらの中から選ばれています。 お客様の中には、その他ブラックジャック コールで入手し易いものをお持ちの場合や、燃焼して熱利用にしか用いていない可燃物をお持ちの場合があります。そのようなブラックジャック コールをコージェネレーションのブラックジャック コール代替または補助的なブラックジャック コールとして利用することにより、省エネルギーを図ることができます。 IHIでは、原動機のブラックジャック コールの多様化による省エネルギーシステム対応を実施しています。

ブラックジャック コール多様化の例

例1 水素リッチガス焚ガスタービン

水素をガスタービンブラックジャック コールとする場合の主たる技術的な課題は燃焼器やブラックジャック コール供給系の最適設計および防爆等安全対策です。 IHIでは、水素を約10%含む都市ガスをブラックジャック コールとしたガスタービン(IM270)や、水素を50%含む天然ガスをブラックジャック コールとしたガスタービン(IM5000)の納入実績を持っています。

ブラックジャック コール ブラックジャック コール

・発電出力:35.0MW

・排熱回収蒸気:51.0t/h

・発電効率:37.2%

・総合効率:86.2%


例2 ナフサ、天然ガス随伴油焚ガスタービン

ナフサや天然ガス随伴油は、高揮発性のブラックジャック コールであるため、液体ブラックジャック コールとして使用する場合、
ブラックジャック コール供給系や起動方法などに技術的課題があります。
IHIではナフサをブラックジャック コールとする、LM6000(PC)ガスタービンコンバインドサイクル発電設備を納入し、
約6万時間の運転実績を持っています。

例3 芳香族炭化水素含有ブラックジャック コール焚ガスタービン

芳香族炭化水素を多く含むブラックジャック コールは、すすが発生し易く、主としてボイラ等の熱利用に使われています。
IHIではIM270において、すすの発生を抑制するための燃焼技術を開発しました。

その他に低カロリーガスやVOC(揮発性有機化合物)なども補助ブラックジャック コールとしての利用技術を開発しておりますので、ご相談ください。

ブラックジャック コール多様化の関連製品

IM270シリーズ

LM2500シリーズ

LM6000シリーズ