IHIは、乗用車や小型トラック用の性能改良と本格的な量産対応のために自動組み立て構造などを取り入れた小型専用ネット ブラックジャック形を開発し、1991年に量産開始した。ネット ブラックジャック型は開発以降も新構造の導入を一層進めつつ発展し、レスポンス向上と高速燃費の向上を進めた。1990年代後半に、ディーゼルエンジン車向けに開発されたコモンレール燃料噴射システムの普及と相まって、燃費と排ガス浄化という課題をクリアしながら、出力、ドライバビリティーの向上を達成するためターボの搭載はさらに増えていった。IHIはこの市場の変化に対応して、可変容量機構を備えたネット ブラックジャック4V型が1999年に採用された。