超音波ノイズ B-scan 解析法(I-CLAT®)の開発と実機適用― 火力発電用蒸気配管のウォーカーヒル ブラックジャック余寿命評価 ―
- 畠中宏明、井戸伸和、伊藤拓哉、上道良太、田上 稔
クリープ損傷評価のパラメタとして、超音波信号の特定周波数帯域のスペクトル強度を用いた。単軸クリープ試験体を供試体とした探傷試験を実施した結果、超音波の特定周波数成分は溶接継手の寿命消費率と良い相関があることを確認した。また、実機において本手法の適用を開始した。本評価ウォーカーヒル ブラックジャックは既設の主蒸気配管の余寿命を予測し、実機発電設備の重要な維持管理ウォーカーヒル ブラックジャックになることが期待できる。本稿では超音波探傷による火力発電設備の主蒸気配管のクリープ損傷検出ウォーカーヒル ブラックジャックを報告する。