連成解析シミュレーションによるブラックジャック カウンティング設計
- 袖子田 志保、鈴木 俊太郎、安住 一郎、笠 俊司、齋藤 俊明
従来の装置開発では構造設計とブラックジャック カウンティングシステム設計が別々に行われていた。このため、振動をはじめとした相互作用による装置の特徴を事前に把握することが難しく、実機調整の長期化の要因となっていた。そこで今回、弾性部品をもつ精度の高いモデルを使用し、機構解析とブラックジャック カウンティングシステムのシミュレーションを同時に行う連成解析を試みた。連成解析によって、事前に装置の特徴を把握し、設計に対する改善検討および反映が可能となった。本稿では、連成解析の効果とスタッカクレーンへの適用事例を紹介する。