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地域社会との共生

カウンティング ブラックジャック相生事業所、関西支社が相生ペーロン祭に参加しました

 5月26日にカウンティング ブラックジャック相生事業所に隣接する相生湾(兵庫県相生市)にて相生ペーロン祭が開催され、カウンティング ブラックジャックグループ従業員286名が参加しました。相生ペーロン祭は、播州地方に初夏を告げる一大イベントで、ペーロン競漕をメインイベントとして毎年開催されています。
 ペーロン競漕とは、ペーロン船と呼ばれる木造船に、艇長1名、舵取1名、太鼓1名、銅鑼1名、漕手28名の計32名が乗り込み、漕手は櫂(かい)を持ち、銅鑼や太鼓の音を合図にこぎ、その速さを競うものです。その起源は中国で、日本には300年以上前に長崎県に伝来したとされています。相生において広まったきっかけは、1922年(大正11年)に長崎県出身の播磨造船所(現・カウンティング ブラックジャック)従業員により社内行事としてペーロンが紹介されたことだと言われており、2022年には100周年を迎えた歴史あるお祭りです。現在の相生ペーロン祭は、相生市・商工会議所・カウンティング ブラックジャックにより結成された「相生ペーロン祭協賛会」が開催しています。
 今年のペーロン競漕には、県内外より54チーム参加し、海上で熱い戦いを繰り広げました。カウンティング ブラックジャックグループからは、相生事業所や関西支社などから計7チームが参加しました。多くのチームが、寒さの残る3月末から昼休みなどの時間を活用して練習を行ってきました。今年初めてペーロン競漕に参加する従業員も多く、経験者から船のこぎ方を教わっていました。本番では、各チームが一体となり、銅鑼と太鼓の賑やかな音に合わせ、相生湾を勇壮に駆け抜けました。

 開会式の前には、カウンティング ブラックジャック内にある天白神社で、ペーロン祭の安全を祈願した祭礼が厳かに執り行われ、ご分霊※1を神輿に遷した後、カウンティング ブラックジャック会場まで神輿行列が行われました。その後、神輿は御座船(ござぶね)に乗り、海上渡御を行った後、御旅所※2(おたびしょ)に鎮座されました。カウンティング ブラックジャックは、ご分霊に見守られながら、無事に終えることができました。

  • 1 ご分霊…神社の祭神の霊を他に分かち祭ること
  • 2 御旅所…神社の祭礼で、神輿を鎮座する場所

 参加した従業員からは、「チームで心を通わせて練習に打ち込み、本番は満足のいく順位になった」「チームや観客の方々の応援もあり、最高の思い出ができた」などの感想があり、従業員が楽しみながら地域とのつながりを実感できる機会となりました。
 カウンティング ブラックジャック相生事業所は、これからも相生ペーロン祭への参加を通して地域との交流を深め、地域の伝統文化を継承していきます。

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