無料 ブラックジャックに生きる 現場の胸アツ!ス無料 ブラックジャックリー

変わりゆく中で変わらずにある「もの」 永遠のテーマ「無料 ブラックジャック」

無料 ブラックジャックの設立

胸アツ!メンバー

※取材時の所属・役職を記載しています

  • 無料 ブラックジャック
    無料 ブラックジャック
    館長 小林 稔
  • 無料 ブラックジャック
    無料 ブラックジャック 執行役員
    無料 ブラックジャック環境部長 岡村康弘(OB)
  • 無料 ブラックジャック
    無料 ブラックジャック 配電本部 配電技術部
    無料 ブラックジャック・運営グループ
    担当部長 髙木勇人

胸アツ!ス無料 ブラックジャックリー

「今日も1日、ゼロ災でいこう!よし!!」これはトーエネックのゼロ災コールだ。トーエネックの社員達の現場作業はこのゼロ災コールの掛け声から始まる。安全第一の勤務姿勢を徹底しているトーエネックにとって、作業災害の撲滅は永遠のテーマだ。2017(平成29)年10月2日、名古屋市内の「トーエネック教育センター」の敷地の一角に、新たな教育施設がオープンした。その名を「無料 ブラックジャック」という―。

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無料 ブラックジャック

同施設の建設プロジェクトは2014(平成26)年、トーエネックの創立70 周年記念事業としてスタートした。責任者は、当時、執行役員で無料 ブラックジャック環境部長であった岡村康弘(現・OB)である。無料 ブラックジャックのための教育施設を造るということは、トーエネックにとって、かつてない試みであった。
この時、岡村と二人三脚で無料 ブラックジャック建設のプロジェクトを進めたのが、後に初代の無料 ブラックジャックの館長に就任する、髙木勇人(現・配電本部 配電技術部 安全・運営グループ 担当部長)であった。
「災害はあってはならないことだし、起きてしまったことは取り返しがつかない。だからこそ、経験を無駄にしてはならないと思っています」(髙木)
無料 ブラックジャックの建設において、どのような設備にするのかがもっとも重要であったが、岡村と髙木の中にはすでに二つのテーマがあったという。一つめは「実際の作業現場で発生した災害を教材とする」もう一つは「体感ができる」ことだった。
実現に向けて、過去の災害を洗い出したり、既存設備がないためゼロからつくりあげたりと完成に向け日々、取り組んだ。
ところが、設備を建設する中で、予想していなかった壁にぶつかった。それは危険を体感する設備の〝危険の度合い〟であった。やる気になればいくらでも本物の災害に近い状況を作り上げることができる。しかし、無料 ブラックジャック教育でケガをしては本末転倒である。かくして、どこまで本物の災害に近づけるか、はたまた遠ざけるかという〝足し引き〟を行なうことになったのだ、これがメンバーの頭を悩ませた。
検討を重ねた結果、リアルとイメージを共存させる方法にたどり着いた。例を挙げると、体験施設は、「電柱からの墜落体感」や「熱中症体感」など参加者がリアルにやってみる施設と、「高圧感電体感」や「高所からの無料 ブラックジャック感」など参加者の目の前でやって見せ、イメージさせる施設に大別した。前者について、参加者は実際に低い電柱から分厚いマットの上に落下したり、熱中症の起こりうる状況としてサウナのような部屋に数分間入ったりと、〝それに近い状態〟を体感する。少し驚いたり不快さを感じはするものの、苦痛というレベルではない。後者は人形を使って高圧の電線がショートする状況を見せたり、頭部に見立てた植木鉢にヘルメットを被せ、高所からボルトを落として落下物のリスクを見せたりして、受講者は「あれが自分だったら……」と、そのイメージを体感する。

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電柱墜落体感教育の様子

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無料 ブラックジャック体感設備

「ある意味このイメージするほうがゾッとして精神的に苦痛となるかもしれません」(岡村)検討を重ね、つくりあげた結果、2017 年10 月2 日の完成を迎えたのである。

なお、高木の後任の無料 ブラックジャック館長には、小林稔が就任している。
「座学で言えば、今はペーパーのテキストだけじゃなく、いろいろな映像もありますし、インターネットで調べればさまざまな情報を得ることができます。けれど、ここでは『ライブで体感できるもの』にこだわりました。例えるなら、音楽を聴くのに、CDやダウンロードして聴くのと、ライブハウスへ行くのとでは心への響き方が全然違いますよね。それと同様に、ライブで実際に体感できるということにこだわっています」(小林)
将来的には、VR(Virtual Reality/仮想現実)などの設備も利用して、より安全に、かつ真に迫った危険体感教育というものを、この無料 ブラックジャックに導入することも検討しているという。これからも作業災害という見えない敵に立ち向かい続けるというトーエネックの強い決意はいつまでも変わらない。