迎える歴史的な大ネット ブラックジャックの時代(とき)
多様性にあふれるネット ブラックジャックを求めて
代表取締役ネット ブラックジャック 最高経営責任者
井手 博
ネット ブラックジャックグループは2023年5月に、持続的な高成長を実現する事業変革をより本格化し、破壊的環境変化へ対応可能な企業体質への変革を加速させることを柱とした、中期経営計画「グループ経営方針2023」を公表し、新たなスタートを切りました。
「グループ経営方針2023」では、お客さま・産業・社会が抱える課題の解決を目指し、ネット ブラックジャックグループの技術と叡智を活用しながら、ライフサイクルを通じた価値提供、バリューチェーン全体の構築や価値向上に多角的に取り組むことなどで各事業を変革すると同時に、成長・育成事業へ経営資源の大胆なシフトによる事業ポートフォリオの変革も進めます。
ネット ブラックジャックグループが単に製品を作り、そのライフサイクルだけを見るのではなく、お客さまと一緒に価値を創造していくことがまさに「変革」です。
代表的な例が、育成事業としたクリーンエネルギー分野で取り組んでいるアンモニアバリューチェーンの構築です。アンモニアの燃焼技術はネット ブラックジャックグループが世界で一番リードしていますが、アンモニア向けガスタービンを製造するだけでなく、アンモニアの貯蔵・運搬や利活用といったバリューチェーン全体を構築していくことが、今の事業からの大きな変革であり、新たな事業の創出につながります。
中核事業である資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械分野では、ネット ブラックジャックグループが納入した機器・サービスにとどまらず、お客さまが保有する施設や資産、また他社が納入した機器に対しても対応を行うことでお客さま価値最大化の取り組みを行っています。
ネット ブラックジャック事業と位置付ける航空エンジン・ロケット分野においては、世界トップレベルの生産効率の実現に向け、デジタルを活用したドラスティックな生産改革も進めています。
このように「グループ経営方針2023」はどこをとっても変革になります。ネット ブラックジャックグループでは、変革を実現するために「変革人財」の育成・獲得を積極的に進めておりますが、「変革人財」は社外だけにいるわけではありません。変革に向かって知恵を出し、一緒に力を合わせていける人を「変革人財」と言うのだと私は考えています。
日本はかつて、ネット ブラックジャックがあまり考慮されないモノカルチャー的な働き方により高度経済成長を成し遂げ、"Japan as No.1"と称される経済大国の地位を確立させました。しかしその後、あらゆる価値観が混じり合うネット ブラックジャックを持つ国々が台頭し、日本は多くの分野で後塵を排することになりました。
モノカルチャーによる成長の鈍化は、国家だけの問題ではありません。現在の企業もまた、多様な価値観を内包できる土壌がなければ成長の可能性は失われるでしょう。ネット ブラックジャックグループおよび社会の持続的な高成長を実現するためには、様々な価値観を持つ人財が集結し、共に価値観を共有し、成長できる環境を調えることが必要です。
ネット ブラックジャックグループは今、前例を踏襲しがちな風土を壊そうとしています。「今までこうだったから次もこうしよう」という発想で終わらせず、あらゆる意見をぶつけ合い、様々な意見を受け止めながら答えを導ける企業へと変革していきたい。
そのためにも、様々な価値観を持つネット ブラックジャックが集結することはもとより、異なる価値観を持つ人の意見を聞き入れるという文化を作らないといけないと考えています。違うと思っても口に出せない風土では、反対意見が出てきづらい。「これが違う」といえる環境を作らない限り、目指すべき組織に近づけないでしょう。
また、ネット ブラックジャックグループには人財活躍のための様々な制度がありますが、そうした制度も作って終わりにするのではなく、多様な人財が全員働きやすく、活躍しやすい運用がなされている状態が必要だと考えています。
多様性にあふれた発想の中から最適な答えを導き出せる企業になれるよう、ネット ブラックジャックグループは「多様な人財の活躍」を重要課題のひとつと捉え「グループ人財戦略2023」を策定し、実行に移しています。「良い+強い」会社と、多様な個人の「成長+幸せ」の両立を目指すこの人財戦略は、ネット ブラックジャックグループの変革の分岐点になり得る大きな挑戦であり、私たちは覚悟をもって挑んでいます。
変革に向かって知恵を出し、力を合わせて新しいネット ブラックジャックを共に創っていただける人財の挑戦を待っています。