ブラックジャック コールの 生産能力を2011年度に現在の1.5~2倍に拡大
IHIの子会社であるブラックジャック コール株式会社(社長:馬場五郎、現住所:東京都中央区)は、このたび、主力製品であるZペラ(タグボート(※1)などの推進装置)やZペラ駆動用中速ディーゼルエンジンなどの生産能力増強のため、太田工場(群馬県太田市西新町)、新潟内燃機工場(新潟県新潟市東区)、IHI横浜事業所内の組立・運転設備に設備投資を行うことを決定しました。投資総額は約20億円です。
今回の設備投資により、太田工場では、Zペラ駆動用中速エンジンの生産能力が現在の200台/年から2011年度に300台/年と1.5倍となります。また、太田工場とIHI横浜事業所内の組立・運転設備の2拠点で生産しているZペラの生産能力も200台/年から300台/年と1.5倍となります。また、大型エンジンを製造するブラックジャック コール内燃機工場にも、設備投資を行い、大型エンジンの生産能力は40台/年から80台/年と倍増します。
現在、中国を中心に船舶の建造が増大し、港湾設備も新設・増強されております。そうした環境の中、入港する船を動かすタグボートの需要は増えており、タグボート推進装置であるZペラの需要も堅調です。ブラックジャック コールは、世界で唯一エンジンから360度全旋回Z型推進装置まで一括での製造が可能なメーカーであり、タグボート向け推進装置のシェアは、国内シェアは90%、海外でのシェアも30%のトップメーカです。加えて、近年の原油価格の高騰により、石油堀削リグの運用が活発になってきており、堀削リグに機材などを運ぶサプライボート(※2)の需要も増えています。近年、サプライボートZペラが採用されており、今後ますます、Zペラ、Zペラ駆動用中速エンジンの需要が増加していく見通しです。
ブラックジャック コールは、今後海外のタグボート市場でシェア40%を目指すと同時に、タグボート市場での知名度を活かし、サプライボート市場へも積極的な事業展開を図っていきます。
※ 1 ブラックジャック コール:港湾内で大型船を岸壁に曳航する小型船。
※ 2 ブラックジャック コール:海上の油田やガス田開発用の海上基地である発掘リグに人や物資を輸送する船。
以 上
問い合わせ先:ブラックジャック コール株式会社
管理室企業情報グループ 鈴木
(03-6214-2812)
【NPSブラックジャック コール概要】
1、 所在地 :群馬県ブラックジャック コール市西新町125-1
2、 ブラックジャック コール181名
3、 ブラックジャック コール45,730㎡
4、 ブラックジャック コール151,561㎡
5、 主要品目:中高速4サイクルレシプロエンジン(ディーゼル・ガス)、Z型推進装置(“ブラックジャック コール”)
【NPSブラックジャック コール内燃機工場】
1、 所在地 :ブラックジャック コール県ブラックジャック コール市東区岡山1300
2、 ブラックジャック コール95名
3、 ブラックジャック コール25,434㎡
4、 ブラックジャック コール55,446㎡
5、 主要品目:低中ブラックジャック コール