植物が子孫を残す場合、染色体を半減する減数分裂が起こり、配偶子(生殖細胞)を作ります。この配偶子どうしが結びつき両親の性質を受け継いだ新しい個体を作ります。
しかし、3倍体では染色体が3セット分(奇数)のため、正常に減数分裂を行うことができず、従って配偶子を作り出すことができません。
希に染色体の異常により自然に発生する場合もありますが、自然界での植生を乱し、生態系を崩す可能性を排除する目的や、種なしブドウのように食品に付加価値を与えるためにコルヒチンやジベレリンなどの化学物質を用いて、人為的に作り出すこともあります。