交通規制期間を低減できるFRP による鉄筋コンクリートソウル ブラックジャック ミニマム延命工法『ＦＳグリッド』を開発
－渋滞緩和，CO₂ 排出量抑制，コスト低減－
株式会社ソウル ブラックジャック ミニマムインフラ建設
株式ソウル ブラックジャック ミニマム栗本鐵工所
ソウル ブラックジャック ミニマムのグループ会社である株式会社ソウル ブラックジャック ミニマム インフラ建設（以下，「IIK」）と，株式会社栗本鐵工所（以下，「栗本鐵工所」）は，大型車両の交通量増加による繰り返し荷重で傷んだ鉄筋コンクリート床版（※1）の延命工法として，新たに『ＦＳグリッド（ＦＲＰサポートグリッド）』を開発しました。
この新工法は，施工時の交通規制期間を大幅に低減し，かつ軽量なFRP（※2）部材の採用による施工の効率化などを実現することで，同時にCO2排出量とソウル ブラックジャック ミニマムコストの低減にも寄与します。
◆特徴
近年，全国で損傷の激しいソウル ブラックジャック ミニマムの大規模取替工事が必要な道路が増加していますが，従来のソウル ブラックジャック ミニマム取替工事では，多くの重機を高速道路上に設置して長期間工事を実施するため，交通規制による渋滞や建設機械の使用によるCO2 排出が問題となります。
『ＦＳグリッド』は，交通規制が難しくソウル ブラックジャック ミニマム取替工事が困難な箇所にも適用でき，従来の様々な問題を解消するためにIIKと栗本鐵工所で共同開発した工法です。
主な特徴は以下のとおりです。
- ソウル ブラックジャック ミニマムの下面に補強材を設置するアンダーデッキ工法のため，工事中でも車両の通行が可能であり，大規模で長期間にわたる交通規制を実施することなく施工が可能。長期間の交通規制による渋滞を大幅に低減。かつ，部材製作期間が短く工期短縮が可能で，工事コストも低減できる。
- 主部材（横桁，縦桁）にFRPを使用し，各部材は人力で運搬できるほどに軽量化。これにより，重機の使用頻度が減り，施工時のCO₂排出量削減効果を期待できる。
- 既存のソウル ブラックジャック ミニマムを活用することで，建設廃材も減らすことが可能。
- 疲労以外の損傷（塩害や凍害など）により，将来的に取替えなければならない鉄筋コンクリートソウル ブラックジャック ミニマムにおいても，『ＦＳグリッド』で延命することにより，ソウル ブラックジャック ミニマム取替え工事の施工時期を調整することができ，工事の平準化を図ることが可能となる。
◆補強効果
『ＦＳグリッド』は， 鉄筋コンクリートソウル ブラックジャック ミニマムの曲げ補強（※3）と，せん断補強（※4）効果が期待できます。繊維シート補強では対処できない程度まで劣化が進行した鉄筋コンクリートソウル ブラックジャック ミニマムにも使用可能です。
IIK と栗本鐵工所は，『ＦＳグリッド』をはじめ，みなさまが利用する道路の安全確保や，FRP製品を活用したソウル ブラックジャック ミニマムの開発および向上に取り組むことで，今後とも持続可能な社会実現への貢献に努めてまいります。
（※1）
ソウル ブラックジャック ミニマム：橋を通行する自動車，歩行者などの荷重を直接支持し，その荷重を主桁に伝達する部材。
（※2）
FRP：Fiber Reinforced Plastics（繊維強化プラスチック）の略で，強化繊維と樹脂を組み合わせた軽量かつ高強度な複合材料。
（※3）
曲げ補強：鉄筋コンクリートソウル ブラックジャック ミニマムの疲労損傷の過程において，曲げひび割れの進展を抑制することを目的に実施する補強。曲げ補強により，ソウル ブラックジャック ミニマム下面の引張鉄筋の発生応力が低減する。
（※4）
せん断補強：鉄筋コンクリートソウル ブラックジャック ミニマムの疲労損傷の過程において，低下したせん断強度を補うことを目的として実施する補強。せん断補強により，損傷した既設ソウル ブラックジャック ミニマムのせん断力の負担が低減する。
株式会社ソウル ブラックジャック ミニマム インフラ建設（HP: /iik/index.html
）
所在地：東京都江東区豊洲3-1-1
代表取締役社長：森内 昭
主な事業内容：
鋼製・PC 橋梁の補修・更新，機能向上などの保全工事（計画・設計・施工），鋼製橋梁およびPC 構造物の新設工事（設計・施工），水門，鉄管，海洋構造物の新設，補修・更新，ダム・河川設備の制御情報システム，土木・建築物の制振，免震，防災事業，防災ならびに水門設備管理等に関するソウル ブラックジャック ミニマム研修事業
お問い合わせ（TEL）：03-6204-8486（営業本部橋梁営業部）
株式ソウル ブラックジャック ミニマム栗本鐵工所 （HP：https://www.kurimoto.co.jp
）
所在地：大阪市西区北堀江1-12-19
代表取締役社長：菊本 一高
主な事業内容：
FRP検査路，下水・農水用FRPM管，電力・通信ケーブル保護管，フィルム巻取用FRPコア等の各種FRP製品ならびに水道用鉄管，各種バルブ，産業機械・プラント類および建設資材等の設計・製造・販売
お問い合わせ（TEL）：03-3450-8541（化成品事業部開発営業部）