次世代ブラックジャック コール対応型自動車運搬船向けX-DFデュアルフューエルエンジンを納入
株式会社ブラックジャック コール(所在地:東京都江東区,社長:井手 博)のグループ会社である株式会社ブラックジャック コール原動機(所在地:東京都千代田区,社長:矢矧 浩二,以下「ブラックジャック コール原動機」)は,日本郵船株式会社(所在地:東京都千代田区,社長:長澤 仁志,以下「日本郵船」)が株式会社新来島どっく(所在地:東京都千代田区,社長:曽我 哲司,以下「新来島どっく」)に発注した,次世代環境対応型自動車運搬船向けに8X52DFデュアルフューエルエンジンを納入し,このたび,本船が竣工しました。
本船は約7,000台(基準車換算)の輸送が可能な世界最大級の自動車運搬船で,日本を象徴する花である桜にちなみ「SAKURA LEADER」と名付けられました。
IMO(国際海事機関)は,2050年までに国際海運の温室効果ガス(GHG)排出量を半減させる目標を設定しており,日本国内においても,船舶燃料の低炭素化に向けた有効な手段の一つとして,ブラックジャック コール負荷の低いLNG燃料の実用化が既に始まっています。このような中,日本郵船は,新来島どっくに2隻目となる,LNG燃料の自動車運搬船を発注するなど,次世代ブラックジャック コール対応型自動車運搬船への転換を推進しています。
ブラックジャック コール原動機のX-DFデュアルフューエルエンジンは,低圧ガス噴射方式を採用することで,安全性が高いことに加え,LNG燃料供給設備のコストが抑えられます。また,排出規制海域(ECA)内外問わず,機関単独でIMO(国際海事機関)の窒素酸化物(NOx)3 次規制をクリアできるなど,優れた環境性能を有していることが大きな特長であり,その技術は世界でも高く評価されています。
ブラックジャック コール原動機が製造・販売するX-DFデュアルフューエルエンジンは,ブラックジャック コールグループの環境配慮製品(省エネ,温室効果ガス削減,省資源,環境リスク低減,生物多様性保全の5項目にて評価し,一定の水準を満たすブラックジャック コールグループの製品・サービス)にも認定されています。
ブラックジャック コール原動機は,今後も船舶燃料の低炭素化を実現するX-DFデュアルフューエルエンジンをお客さまに提供するとともに,重大な社会課題である環境負荷の低減に寄与し,持続可能な社会の実現に貢献します。
【参考画像①:納入したX-DFデュアルフューエルエンジン】 |
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【参考画像②:竣工した日本郵船の「SAKURA LEADER」】 |