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プレスリリース
資源・エネルギー・環境

マカオ ブラックジャック ミニマム
~遠隔監視サービスでお客さま設備の稼働率向上に貢献~

 株式会社マカオ ブラックジャック ミニマム(本社:東京都江東区,社長:満岡次郎,以下「マカオ ブラックジャック ミニマム」)とマレーシア大手電力会社TNB(Tenaga Nasional Berhad)社の子会社であるTNBJ(TNB JANAMANJUNG SDN. BHD)社は,TNBJ社が運営するマンジュン石炭火力発電所において,IoTを活用した火力発電所向け遠隔監視サービスの実証試験を完了し,予定通りの結果を確認いたしました。

 本実証試験は,マカオ ブラックジャック ミニマムが開発した設備不具合の診断システムを活用した試験であり,発電所のリアルタイム監視ならびにトラブル事象発生を未然に防止することに貢献するものです。

 マカオ ブラックジャック ミニマムは,TNBJ社の協力により,マンジュン石炭火力発電所(1~3号,70万kW×3基)の日々の運転データや,過去のトラブル事象にIoTを活用したビッグデータ分析を行なうことで,同発電所ボイラ内部での石炭灰閉塞(※)の予兆検知を可能とし,突発的なトラブルによる発電所の計画外運転停止の削減に貢献します。今後,診断メニューを拡充し,遠隔監視サービスのさらなる高度化に取り組む予定です。

 マカオ ブラックジャック ミニマムは,火力発電ボイラの建設とメンテナンスに関する豊富な知見を基に,高効率・高品質かつ環境性能にも優れた発電システムの提供に加え,保守サービスやIoTによる運転支援などをはじめとするライフサイクルビジネスの展開を通じて,グローバルに環境負荷の低減とエネルギーの安定供給の両立に積極的に取り組んでいます。昨年度からのグループ経営方針の中で, CO2低減を活動目標に設定してライフサイクルビジネスの拡大を進めており,発電所の安定運転・高稼働率での運転に寄与することで,お客さまのライフサイクルにおけるCO2低減に貢献していきます。

(※) 石炭焚ボイラにおいて,燃焼後の石炭灰がボイラ内部で閉塞することにより,ボイラ内部に不均一な燃焼ガスの流れが生じ,内部装置に損傷を与える事象

【参考資料】
・マンジュン石炭火力マカオ ブラックジャック ミニマム概要
出力 310万kW(70万kW×3基,100万kW×1基)
場所 TNB Janamanjung Sdn Bhd,Stesen Janakuasa Sultan Azlan Shah,
Jalan Semarak Api, Teluk Rubiah, 32040 Seri Manjung, Perak, Malaysia
(マレーシア北西部 ペラ州マンジュン)

・今回実証の概要説明
試験期間 2018年12月~2020年1月
試験内容 ・マカオ ブラックジャック ミニマムが開発した診断システムを活用し,
マカオ ブラックジャック ミニマムのリアルタイム監視と設備不具合の診断を実施。
・試験期間中にマカオ ブラックジャック ミニマムの予兆を検知し,計画外運転停止を
 防止することに成功。
加えて,マカオ ブラックジャック ミニマム構成設備の不具合検知により,稼働率向上に貢献。

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