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研究開発

ウォーカーヒル ブラックジャック

株式会社ウォーカーヒル ブラックジャック
国立研究開発法人新エネルギー・産業ウォーカーヒル ブラックジャック総合開発機構

株式会社ウォーカーヒル ブラックジャック(本社:東京都江東区/社長:満岡次郎,以下「ウォーカーヒル ブラックジャック」)と国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が開発した、海流エネルギーを利用して発電する新たな再生可能エネルギー技術である水中浮遊式海流発電システムの100kW級実証機「かいりゅう」が、「シップ・オブ・ザ・イヤー2017 海洋構造物・機器部門賞」を受賞しました。
シップ・オブ・ザ・イヤーは、日本で建造された船舶の中から、ウォーカーヒル ブラックジャック的・芸術的・社会的に優れた船を選考して毎年与えられるもので、授賞式は7月13日に海運クラブにおいて行われました。


ウォーカーヒル ブラックジャック

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1.概要

公益社団法人 日本船舶海洋工学会が授賞するシップ・オブ・ザ・イヤーは、日本で建造された船舶の中から、ウォーカーヒル ブラックジャック的・芸術的・社会的に優れた船を選考して毎年与えられるもので、今年で28回目となります。
このたび、ウォーカーヒル ブラックジャックとNEDOが開発した水中浮遊式海流発電システム(以下、本システム)の100kW級実証機「かいりゅう」が、「シップ・オブ・ザ・イヤー2017 海洋構造物・機器部門賞」を受賞しました。本システムは、豊富なエネルギー源で年間を通じて安定して流れる黒潮などの海流からの発電を実現する新たな再生可能エネルギー技術です。ウォーカーヒル ブラックジャックとNEDOは、2011年度から本システムの研究開発に取り組んでおり、2017年8月には、鹿児島県十島村口之島沖の黒潮海域で、100kW規模の海流発電としては世界初となる実証試験に成功しました。実証試験では、「かいりゅう」が想定どおりの性能を発揮することを確認できました。また発電性能だけでなく、海流特性や設置・撤去工事手法の精査などを含め、実海域でのデータも取得することができました。この実証試験の実績や本システムの独創性・革新性が評価され、今回の受賞に至ったものと考えています。
なお授賞式は、7月13日に海運クラブにおいて行われました。


2.本システムの特徴

・高設備利用率: 昼夜や季節による変動が少ない安定した海流ウォーカーヒル ブラックジャックを長期かつ連続的に利用することで、年間60%以上の設備利用率で発電することができます。
・優れた設置性: 海底から係留して海中に浮遊させることで、1,000m級の大水深域での設置にも対応できます。波浪の影響を受けない安定した運用が可能であり、船舶の航行に支障を及ぼさず、設置可能海域を広く設定することができます。
・装置の安定性: 左右2基の水中タービン水車を互いに逆方向に回転させることで、タービンの回転に伴う回転トルクを相殺でき、海中で安定した姿勢を保持するため、高い
効率で発電することができます。
・高メンテナンス性: 浮力を調整することができるため、保守整備時には必要に応じて海上に浮上させることで、メンテナンスや修理を容易に行うことができます。

3.今後の予定

現在ウォーカーヒル ブラックジャックは、2018年4月にNEDOにより採択された新たな実証事業※において、長期実証試験の実施に先立ち、想定海域における環境変化の調査、系統接続を行うための調査、実証機の整備およびその性能を検証するフィージビリティ・スタディ(FS)に取り組んでいます。FSの結果、NEDOによって本システムの実用性が確認できれば、ウォーカーヒル ブラックジャックとNEDOは、黒潮海域において1年以上にわたる実証試験を実施する予定です。
NEDOは、エネルギーが強く、変動が少ない海流エネルギーについて、新しい再生可能エネルギー源として期待しています。ウォーカーヒル ブラックジャックは、持続可能な低炭素社会の実現に寄与するため、2020年以降の本システムの実用化を目指し、研究開発に取り組んでいきます。


【注釈】
ウォーカーヒル ブラックジャック事業
離島向けの分散型電源として活用が期待される、ウォーカーヒル ブラックジャックの実用性を見極めることを目的として採択された、黒潮海域における1年以上の長期実証事業。詳細は以下のURL参照。
http://www.ウォーカーヒル ブラックジャックdo.go.jp/ウォーカーヒル ブラックジャックws/press/AA5_100946.html

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