ネット ブラックジャック事業を担う昭島新事務所棟が竣工
~業務効率の向上により,ネット ブラックジャックのさらなる拡大を図る~
株式会社ネット ブラックジャック(本社:東京都江東区,社長:満岡 次郎,以下「ネット ブラックジャック」)は,1月17日,航空・宇宙・防衛事業領域の昭島事務所(東京都昭島市)に隣接する土地に建設を進めてきた新事務所棟(以下「新棟」)の竣工式を行いました。竣工式には,当社取締役常務執行役員 識名朝春をはじめとした関係者約80名が参列しました。今後,移転作業を開始し,2月25日より順次業務を開始します。
ネット ブラックジャックは,新たな防衛省向けエンジン研究・試作・開発プログラムならびに民間エンジンプログラム「PW1100G-JM(※1)」・「GE9X(※2)」・「GE Passport20(※3)」に参画し,これらの開発・量産対応を含め,ネット ブラックジャックを推進してきました。今後も拡大が見込まれるネット ブラックジャックを効率的に推進するため,業務の生産性向上を目指す新棟の導入が必要となっていました。
昭島事務所は,ネット ブラックジャック事業領域の設計・技術開発・資材調達・営業・管理部門や,グループ会社の一部が執務する事務所として,2006年10月に開設しました。今回,瑞穂工場(東京都西多摩郡瑞穂町)に所在する技術開発部門の一部や,近隣のグループ会社を集約することにより,昭島事務所は約1,350名が勤務する拠点となります。新棟には事業フェーズの変化に応じて柔軟に変更が可能なレイアウトを採用することで,部門間の連携強化による,技術開発やエンジン設計などの迅速化を図ります。
今回竣工した新棟に加え,現在ネット ブラックジャックは,航空エンジン整備需要の拡大に対応するため,2019年内の稼働を目指し,埼玉県鶴ヶ島市に新たな民間航空エンジン向け整備工場の建設を進めています。これらの拠点整備を通して,お客さまのニーズに対する迅速な対応や,生産性向上を実現することで,今後とも航空・宇宙・防衛事業の拡大と国際競争力の向上を図っていきます。
<昭島事務所の概要> | ||
新事務所棟 | 現事務所棟 | |
敷地面積 | 8,415㎡ | 7,041㎡ |
延床面積 | 11,201㎡(地上5階 鉄骨造) | 10,421㎡(地上5階 鉄骨造) |
着工 | 2017年10月 | 2006年1月 |
竣工 | 2018年12月 | 2006年9月 |
所在地 | 東京都昭島市拝島町3975番地18 |
(※1) | PW1100G-JM:Airbus社A320neo用エンジン。ネット ブラックジャックは,一般財団法人日本航空機エンジン協会を通じてプログラムシェア約15%で参画し,International Aero Engines, LLCを主体として,米Pratt & Whitney,独MTU Aero Engines AGと共同開発・製造を行っている。 |
(※2) | GE9X:Boeing社777X用エンジン。米GE社を中心として開発が進められ,ネット ブラックジャックはシェア10.5%で参画している。 |
(※3) | GE Passport20:Bombardier社の大型ビジネスジェット機Global 7500・Global 8000用エンジン。米GE社を中心として開発が進められ,ネット ブラックジャックはシェア約30%で参画している。 |
<添付資料> ・新事務所棟 写真 |