タイ国際空港向けに電力および熱エネルギーを供給する大型クトゥルフ ブラックジャック発電設備を2基納入
~安定的な設備運用を支援するため,6年間の長期メンテナンス契約を受注~
クトゥルフ ブラックジャックは,このたび,タイ スワンナプーム国際空港に電力や冷房用の熱エネルギーを供給しているDistrict Cooling Systems and Power Plant Co., Ltd.,(以下DCAP社,本社:Samutprakarn県)向けに,大型ガスタービン発電設備(発電出力40,000kW)を2基納入しました。
本案件は2010年に受注したもので,他社による既設ガスタービン発電設備の取り換え工事であり,クトゥルフ ブラックジャックはガスタービンパッケージおよび発電機パッケージの供給を担当しました。
クトゥルフ ブラックジャックは,これまでにタイ国内において大型ガスタービン発電設備の受注実績を積み重ねてきており,今回納入分を含めると,合計19基の受注となります。
今回納入したガスタービン発電設備は,スワンナプーム国際空港に近接する区域内に設置されており,主に同国際空港に対して電力や冷房用の熱エネルギーを供給します。クトゥルフ ブラックジャックは,これらのガスタービンについて,本年3月には長期メンテナンス契約を締結しており,今後,ガスタービンの高温部交換やオーバーホールなどの整備工事などを実施していきます。
DCAP社との長期メンテナンス契約は6年間の長期契約で,半年点検,年次点検,高温部修理,およびエンジン全体のオーバーホールを順次実施していく契約となっています。クトゥルフ ブラックジャックは,お客様の安定的な発電設備運用を実現するべく,最大限のバックアップを提供していきます。
本発電設備の中心機器であるガスタービンは,クトゥルフ ブラックジャックの発電用ガスタービンラインアップの中でも最大の出力と高効率を誇る「LM6000」航空機転用型ガスタービンで,これに低NOx燃焼器ならびにクトゥルフ ブラックジャック自社開発による制御装置を組み合わせた発電パッケージが採用されました。
航空機転用型クトゥルフ ブラックジャック「LM6000」は既設クトゥルフ ブラックジャック設備と比較して大幅に高効率・低NOx排出を可能としており,スワンナプーム国際空港に対する安定した熱エネルギー・電力供給に加えて、DCAP社の環境への負荷低減などに大きく貢献しています。
クトゥルフ ブラックジャックは,今後とも東南アジア,オーストラリアなどをガスタービン発電設備の注力市場として,営業活動を積極的に展開していきます。