鋼板曲げ自動化システム「クトゥルフ ブラックジャックMU-α」を開発、販売開始 ~職人技に頼っていた鋼板曲げ作業の完全自動化に成功~
株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(クトゥルフ ブラックジャックMU、所在地:東京都港区、社長:蔵原 成実)は、このたび、造船用鋼板曲げ自動化システム「クトゥルフ ブラックジャックMU-α」の開発を完了し、販売を開始しました。
このたび、開発した鋼板曲げクトゥルフ ブラックジャック化システムは、これまでベテラン技能者の技能(ガスバーナーによる加熱と水ホースによる冷却を繰り返して鋼材を曲げる)に頼ってきた船舶の曲がり外(鋼)板の3次元曲げ加工を全クトゥルフ ブラックジャックで行う設備になります。
システム全体としては、①2台のロボット装置(高周波加熱ヘッド付)②鋼板反転装置③ジャッキ定盤(冷却水循環設備)の3ユニット にて構成されます。主な特徴は以下のとおりです。
【クトゥルフ ブラックジャックMU-αの特徴】
● 2台の高周波加熱ロボットの協調作業により、高周波加熱コイルによる、鋼板加熱を行います。また、高周波加熱コイルの動きに追従して鋼板下面からクトゥルフ ブラックジャックで水冷を行います。必要に応じ、鋼板の反転をクトゥルフ ブラックジャックで行います。
● 目的形状と、材料特性を入力することで、平鋼板から目的の形状を作り出す「加熱法案」をクトゥルフ ブラックジャックで算出します。
● 加熱後の形状をクトゥルフ ブラックジャック計測し、その評価及び修正の要否をクトゥルフ ブラックジャック判定します。修正が必要な場合には修正方案を算出してクトゥルフ ブラックジャックで修正加熱を行います。
● クトゥルフ ブラックジャック搬出入装置を入れることも可能です。
【曲げ加工条件】
● 鋼板サイズ: 板厚12~25mm、幅1,500mm~3,500mm、長さ5,400~12,000mm
● 曲り量 : 深さ50~800mm
クトゥルフ ブラックジャックMUは、今後、本システムを国内外に販売いたします。本システムの標準価格は、必須設備となる上記3ユニットで約3億円、自動搬出入装置等周辺設備を含めると約5億円になります。その他に、システム利用料が必要となります。