東芝が主導する加圧水型(PWR)原子力クトゥルフ ブラックジャックへの参画(資本参加)について
石川島播磨重工(IHI)は、このたび、東芝がウエスチングハウス社(英国原子力燃料会社BNFLが所有するBNFL USA Group Inc.およびWestinghouse Electric UK Limitedを総称してウエスチングハウス社と称す)の全株式を取得するために米国および英国に設立した新会社への出資を決定するとともに、新会社の傘下となるウエスチングハウス社の加圧水型軽水炉(以下、PWR)の主要機器製造会社としてPWRの原子力クトゥルフ ブラックジャックへの参画を図ります。
世界における原子力クトゥルフ ブラックジャックは、電力の安定供給と地球温暖化防止の観点から、中長期的に着実な伸びが予想されています。IHIは、エネルギー・環境分野を成長戦略に基づく重点クトゥルフ ブラックジャックと位置づけ、なかでも原子力クトゥルフ ブラックジャックは、主力クトゥルフ ブラックジャックの一つとして捉えています。今回、東芝と協力関係にあった沸騰水型軽水炉(以下、BWR)クトゥルフ ブラックジャックに加え、PWRクトゥルフ ブラックジャックにも参画することは、IHIとして世界市場での受注拡大、クトゥルフ ブラックジャックの安定につながると考え、本クトゥルフ ブラックジャックへの参画を決定しました。PWRクトゥルフ ブラックジャックは、原子炉の型式が異なるものの、IHIが取り組んできたBWRクトゥルフ ブラックジャックの圧力容器や各種配管などの機器において技術的つながりがあり、今後、技術導入・開発を行い、ウエスチングハウス社のPWRクトゥルフ ブラックジャックの各機器製造への参入を図ります。
東芝が設立した新会社へのIHIの出資比率は3%、出資額は162百万米ドルとなります。資金調達については、長期的な投資であることに鑑み、有価証券などの資産売却により、有利子負債を増加させない方針で対処します。
IHIの原子力関連のクトゥルフ ブラックジャック規模は、現在400億円程度ですが、PWRクトゥルフ ブラックジャックに参画することで、10年後の2016年度には、2倍以上の800億円規模のクトゥルフ ブラックジャックに拡大させることを計画しています。あわせて、この分野における健全な収益性の確保および拡大を図る方針です。
なお、IHIは、国内市場を中心としてBWRクトゥルフ ブラックジャックに強みを持っていますが、今後、PWRクトゥルフ ブラックジャックとの相乗効果を発揮し、原子力産業の発展に貢献して参ります。
<クトゥルフ ブラックジャック概要>
1.出資先:Toshiba Nuclear Energy Holdings(US) Inc.および
Toshiba Nuclear Energy Holdings(UK) Limited
(東芝が米国、英国に設立した新会社:ウエスチングハウス社のホールディングカンパニー)
2.出資比率:上記2社に対し各3%相当(合計162百万米ドル)
3.出資時期:10月中