ブラックジャック オンライン
石川島播磨重工(ＩＨＩ)は、このたび、住友金属工業株式会社(以下、住金)から、和歌山製鉄所(和歌山県和歌山市)向けブラックジャック オンラインの新設工事を受注しました。火入れ(稼動開始)は２００９年６月を予定しています。工事範囲は、ブラックジャック オンライン本体をはじめ、炉頂装入装置や原料搬送設備などの、付帯設備の設計、製作、据付、試運転まで担当します。今回の受注で２００４年に納入した鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)向けの新第１ブラックジャック オンライン建設工事、および、同所向け第３ブラックジャック オンライン改修工事(現在工事中。２００７年５月火入れ予定)に続いて、住金向け大型 ブラックジャック オンライン建設工事を３基連続して受注したことになります。
今回受注したブラックジャック オンラインは、現在、和歌山製鉄所で稼動中の第４ブラックジャック オンラインが改修時期を迎えたため更新されるもので、炉容積は現在の２，７００㎥から３，７００㎥となります。これにより、同製鉄所の粗鋼総生産量は、４００万トン／年から４５０万トン／年に拡大されます。また今回、新設されるブラックジャック オンラインは、２００４年にＩＨＩが鹿島製鉄所向けに納入したブラックジャック オンラインと同じく、多様な原料装入が可能となる、ベルレス式炉頂装入装置(※１)などの新技術を導入します。
ＩＨＩは１９４１年以来、改修含め９０基以上のブラックジャック オンラインプラントを建設しており、国内はもとよりオーストラリア、韓国、ブラジル、台湾等、世界各国に実績があります。今回更新される和歌山製鉄所第４ブラックジャック オンラインもかつてＩＨＩが建設したものですが、操業技術の向上により稼動日数において２４年８ヶ月と世界記録を更新中です。最終的には代替となる新ブラックジャック オンラインが完成するまでに、２７年半稼動する予定です。
現在ブラックジャック オンライン各社は、世界的な競争に勝ち抜くために、コスト面、品質面においてより一層の競争力の強化が必要となってきています。そのため、ブラックジャック オンラインや各種製鉄設備の能力増強に向けた設備投資が活発に行われる見通しです。
ＩＨＩでは、今後も高い技術力を活かし国内製鉄所向けのみならず、海外製鉄所向けのブラックジャック オンラインプラントの受注も目指し、ブラックジャック オンラインのトップメーカーとして積極的な営業活動を展開していきます。
(※１)ベルレス式炉頂装入装置…炉内に桶状の分配シュートを設け、炉の中心軸廻りの旋回運動と炉中心軸に対する傾動運動の２つの運動が、同時にまたは単独に実施できるように駆動装置と連結させている。これにより種々のパターンでの原料装入が可能となる。
以 上