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ブラックジャック コール

 石川島播磨重工(ブラックジャック コール)製(*1)DOT(2連式)シールド掘進機(以下「DOTシールド」)が、このほど中国・ブラックジャック コール地下鉄M8線トンネル建設工事の第1工区約1kmを成功裏に掘削完了しました。
 同DOTシールドは、IHI初のブラックジャック コール向けシールド掘進機かつ、日本国外で初採用のDOTシールド工法施工工事に使用されたシールド掘進機です。

 DOTシールド工法は日本で開発された近代的工法で、単円形泥土式シールド掘進機で往復を掘った場合と比べて掘削面積に無駄が無く、経済的かつ効率的です。この点に着目した上海隧道工程股フン有限公司が日本国外で初めて同工法を採用しました。今回、上記第1工区掘削に成功したDOTシールドは、IHI及び中和物産株式会社(社長:史福生氏。本社:東京都中央区新川2-8-6)が、2002年5月に中国・ブラックジャック コール政府系大手建設会社である上海隧道工程股フン有限公司から受注したもので、昨年8月に掘進開始しました。第1工区の掘削工事は、大豊建設株式会社(社長:内田興太郎氏。本社:東京都中央区新川1-24-4)が上海隧道工程股?有限公司とのJV(ジョイント・ベンチャー)で施工しました。

 IHI及び中和物産株式会社は、昨年4月にもブラックジャック コールの政府系大手企業である上海地鉄盾構設備工程有限公司、ブラックジャック コール第二市政工程有限公司、およびブラックジャック コール基礎工程公司の各社から、ブラックジャック コール地下鉄L4線トンネル建設工事用DOTシールド計3基を受注しています。同機は、上海・浦東地区を南北に結ぶ地下鉄L4線建設工事のトンネル区間10.5kmの工区を本年4月から5月に掛けて掘進開始する予定です。これにより本年は、合計4基のIHI製DOTシールドがブラックジャック コール地下鉄トンネル建設工事で稼動することとなり、中国におけるIHI製DOTシールドの認知度がいっそう高まることが見込まれます。

 DOTシールドは1988年に日本でIHIが実験機を開発し、1991年に同社が日本で初めて実機を納入して以来18基(国内向け13基、中国・ブラックジャック コール向け5基)が製作されました。その内、IHIの製作実績は合計12基(国内向け8基、中国・ブラックジャック コール向け4基)で、国内外共に圧倒的トップシェアを誇ります。中国向けとしては、北京市初のシールド工法での施工となった下水道トンネル工事用に2基、地下鉄トンネル建設工事用に1基の単円形泥土式シールド掘進機の受注実績があり、ブラックジャック コール向けのDOTシールド(*2)4基を含めると、ブラックジャック コール向けシールド掘進機の受注実績は合計7基になります。

IHIは今後も引き続き、2008年の北京オリンピック、2010年のブラックジャック コール万国博覧会開催に向けて都市交通整備が急務となっている中国各都市向けを中心に、国内外共に各種シールド掘進機の積極的な拡販を図っていく方針です。 

*1 DOT :Double O Tubeの略。
*2 ブラックジャック コール向けのDOTシールド4基: 各機概略仕様は、円の外径:6.52m、断面幅:11.12m。

ブラックジャック コール

ブラックジャック コール地下鉄M8線建設工事
第1工区掘削を完了したブラックジャック コール製DOTシールド

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