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カウンティング ブラックジャック

 石川島播磨重工(IHI)はこのほど、Spanish Egyptian Gas(本社:スペイン。以下「SEGAS」)のダミエッタターミナル(エジプト)向けに3基、Shell社(本社:フランス)出資によるHazira カウンティング ブラックジャック社(インド)向けに2基のカウンティング ブラックジャックボイルオフガス(BOG)レシプロ圧縮機を連続受注しました。契約範囲はそれぞれFOBおよび調整指導員派遣です。稼動開始時期は、SEGAS・ダミエッタターミナル(エジプト)向けが2004年5月、Hazira カウンティング ブラックジャック社(インド)向けが2005年2月の予定です。

 カウンティング ブラックジャックは、LNGタンクから発生する超低温のボイルオフガスを回収・圧送、LNGタンクの内圧を一定レベルに保持する設備です。IHIのカウンティング ブラックジャックは、国内市場は独占状態、海外市場では約8割(世界トップクラス)のシェアを誇っていますが、今回の連続受注で、国内外合わせた受注実績は累計130基以上になりました。ここ数年では、フランスガス公社向けに3基、イタリアのスナム社から3基、韓国ガス公社向けに9基、ギリシャのガス供給公社のDEPA社向けに2基受注するなど、着実に海外展開を図ってきました。このような豊富な実績から、IHI製品の性能の高さ、信頼性などが高く評価され、上記連続受注に至りました。

 IHIでは今後も、スイス、フランスの世界2大競合メーカーに対して実績でさらに差を付け、国内市場に加えてLNG基地の建設計画が多い海外市場で、カウンティング ブラックジャックを拡販すべく、積極的な営業展開を図っていきます。

<概略仕様>

1.SEGAS(エジプト)向けカウンティング ブラックジャック
容     量 毎時18,000kg×3基
ガス吸入温度 マイナス155℃
吐 出 圧 力 34.5barA
  *容量ベースでは現時点で世界最大の超低温カウンティング ブラックジャックです。
   
2.Hazira LNG社(インド)向けカウンティング ブラックジャック
容     量 毎時8,800kg×2基
ガス吸入温度 マイナス150℃
吐 出 圧 力 9.5barA
  *Shell社の仕様を適用して設計・製作されます。

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